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交通事故での頭部打撲
交通事故に遭いますと、身体にさまざまな影響をおよぼす可能性がありますが、交通事故に遭って頭を打った場合は症状が重い状態になることがあります。と言いますのも、交通事故に遭って頭を打った場合、高次脳機能障害という後遺症があらわれるケースが多いからです。
高次脳機能障害という後遺症につきましては、症状によってさまざまな障害をもたらすことがありますが、事故前と性格が違うという後遺症に見舞われることもあります。この事故前と性格が違うという後遺症とはどのようなものなのかと言いますと、交通事故に遭って頭を打ったときに、脳の中の記憶や人格をつかさどる部分が損傷を起こしてしまったために、事故前と性格が違うという後遺症になってしまったと考えられるわけです。このような症状は、高次脳機能障害という後遺症によくあるケースだと言っても過言ではありません。なぜなら、そもそも交通事故に遭って頭を打った方は、脳にまで損傷が広がっているということが非常に多いからです。
ですから、交通事故に遭って頭を打った場合は、高次脳機能障害という後遺症があらわれないかどうかということに気をつける必要があります。高次脳機能障害という後遺症をそのまま放置しておきますと、記憶障害などを引き起こしやすくなりますので、自分のことがわからないという症状を訴える方も多く見受けられます。このような方は、高次脳機能障害という後遺症の特徴である事故前と性格が違うという後遺症を引き起こしていると考えられますから、交通事故に遭って頭を打った場合は経過観察とともに適切な治療を受けるということがきわめて重要になってくるわけです。
交通事故に遭って頭を打った方は、頭部打撲の症状だけではなく、高次脳機能障害という後遺症に悩まされることもありますので、注意する必要があることは確かです。事故前と性格が違うという後遺症があらわれたときには、すぐに医師の診断を受けることが大切です。
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