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交通事故を予防するために-歩行者のマナー
車と人が接触する交通事故では、車がほとんどのケースで責任を取ることになっています。ただ、交通事故を予防するためには、車の運転者の意識だけでなく、歩行者のマナーの改善も必要です。そこで、歩行者が気をつけるべき交通マナーについて見ていきます。
まず、子どもと一緒での歩行の場合になります。小さい子どもは急に道路に飛び出してしまうことがあるので、常に手を繋いで歩くようにしてください。狭い道の場合は車と接触してしまうおそれがあるため、子どもを車道側にするのはナンセンスです。車道と歩道が明確に分かれている場合は子どもを車道側にしてもかまいませんが、狭い道路では必ず子どもの安全を第一に考えてください。
また、横断歩道を渡る際も注意が必要です。横断歩道の信号が変わったからとすぐに歩き出してしまうのは避けてください。信号無視をする車が全くないわけではないので、万が一のリスクを考慮して、左右確認をしてから歩き出すべきです。この場合は車が100%悪いのですが、交通事故を防ぐために心がけてください。さらに最近はペットを飼う方が多くなっているので、愛犬との歩行の場合にも注意してください。リードが長すぎる方が結構いるので、道路を歩くときは最低限の長さに縮めることが求められます。リードを長くして良いのは公園や河原などに限定するべきです。リードが長くて道路に飛び出してしまったことが原因で事故が発生したケースがあるので、安易に考えてはいけません。