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チャイルドシートは助手席で使える?
チャイルドシートを助手席で使うことができるかどうかというと、法律違反ではないので法的には問題がありません。そもそも、座席が2つしかないような車の場合には必然的に助手席にチャイルドシートを取り付ける意外に方法がありませんから、助手席に使う事自体は何ら問題はありません。
しかし、法的に問題がないのと実際の使用において問題がないのかというとそれはまた別問題であり、助手席での使用は危険性が高いので推奨されるようなものではなく、メーカー側も避けるように指示をしています。チャイルドシートを助手席に取り付けるのが何故危険なのかというと、理由のひとつのエアバックがあり事故が起きた時にエアバックが作動をすると幼児がチャイルドシートとエアバックの間に挟み込まれてしまうことになるのです。
大人であれば事故の衝撃を弱めてくれる安全装置なのですが、チャイルドシートによってしっかりと保定されている幼児からすればエアバックと言うのは衝撃を守ってくれるものではなく、むしろ強い衝撃が加わってしまう危険な物となってしまうので助手席での使用は適さないということになるのです。ただし、絶対に使用をすることができないというわけではなく、使用をする場合には座席を一番後ろまで下げて必ず前向きに取り付けるなどやむを得ない場合の使用法等があるので、実際にそのような場面になってしまったときには車の説明のとおりに使うようにすることが大切です。